ゴルフで池ポチャしたときは、原則として1打罰を加え、池に入った位置に応じた救済方法でボールをドロップします。池の色が赤か黄色かで選べる処置が異なるため、まず杭や線の色を確認してください。
池ポチャしたときの基本的な処置
池やクリークなどの「ペナルティーエリア」にボールが入った場合、次の順番で処置します。
- ボールが最後にペナルティーエリアの境界を横切った位置を確認する
- 赤杭・赤線か、黄色杭・黄色線かを確認する
- 選べる救済方法から1つを選ぶ
- 1打罰を加え、決められた救済エリアにボールをドロップする
ボールを池から拾い上げられるかどうかは、救済方法の選択に直接関係しません。ボールが見つからなくても、池に入ったことがほぼ確実であれば、ペナルティーエリアの救済を選べます。
赤杭・赤線の池で選べる処置
赤杭または赤線で示されたペナルティーエリアでは、次の3つの方法から選べます。いずれも通常は1打罰です。
1. 元の場所から打ち直す
最後に打った場所から、ボールをプレーします。ティーショットが池に入った場合は、ティーイングエリア内から打ち直します。
この方法は「ストロークと距離の救済」と呼ばれます。打ち直しに加えて1打罰を受けるため、池に入ったショットがティーショットなら、打ち直すボールは3打目です。
2. 池に入った位置とホールを結ぶ線の後方にドロップする
ボールが最後にペナルティーエリアの境界を横切った地点とホールを結ぶ線上で、その地点より後方にボールをドロップします。後方であれば、どこまで下がっても構いません。
ただし、実際にボールが池に落ちた場所ではなく、ボールが最後に境界を横切った地点を基準にします。
3. 最後に境界を横切った位置から、2クラブレングス以内にドロップする
赤いペナルティーエリアでは、ボールが最後に境界を横切った地点から、ホールに近づかない範囲で2クラブレングス以内にドロップできます。
池の形によっては、池の横や後方にドロップできる場所が見つかりやすいため、赤杭の池でよく使われる方法です。
黄色杭・黄色線の池で選べる処置
黄色杭または黄色線で示されたペナルティーエリアでは、次の2つの方法を選びます。赤杭の場合に認められる「2クラブレングス以内の横方向の救済」は、黄色のペナルティーエリアでは選べません。
- 元の場所から打ち直す
- 最後に境界を横切った地点とホールを結ぶ線上の後方にドロップする
黄色杭の池で横に出したい場合でも、2クラブレングス以内にドロップする方法を通常のルールとして選ぶことはできません。コースのローカルルールが設定されている場合は、その内容が適用されることがあります。
池ポチャの打数はどう数える?
池に入ったショットの打数に、1打罰を加えて数えます。
| 状況 | 次に打つボールの打数 |
|---|---|
| ティーショットが池に入り、池の手前からドロップする | 3打目 |
| 2打目が池に入り、池の手前からドロップする | 4打目 |
| 池の中でボールをそのまま打つ | 罰なしで次のショット |
たとえば、パー4のティーショットが池に入り、赤杭の横方向の救済でドロップした場合、池に入ったショットが1打目、ペナルティーが1打、ドロップ後のショットが3打目です。
池の中にあるボールを、ペナルティーを受けずにそのまま打つこともできます。ただし、水に入ることが危険な場合や、ボールを打てる状態でも無理に入る必要はありません。
ドロップするときの正しい方法
救済を受ける場合は、ボールをひざの高さから落とします。肩の高さから落とす方法ではありません。
- 選んだ救済方法に基づいて、救済エリアを決める
- ボールをひざの高さから、その救済エリア内に落とす
- ボールが救済エリア内に止まったことを確認する
- ボールが止まった位置から次のショットを打つ
ドロップしたボールが救済エリアの外に出た場合は、もう一度ドロップします。2回ドロップしても救済エリア内に止まらない場合は、2回目のドロップでボールが最初に地面に触れた位置にボールをプレースします。
池に入ったか分からないときの判断
ボールが見つからなくても、池に入ったことがほぼ確実なら、ペナルティーエリアの救済を選べます。しかし、池以外にも飛んだ可能性がある場合は、池ポチャとして処置できるとは限りません。
たとえば、池の方向へ飛んだものの、池の手前の草むらや林に入った可能性もある場合は、ボールがペナルティーエリアに入ったことが明確かを確認します。池に入ったことがほぼ確実でなければ、紛失球として扱う可能性があります。
なお、ボールの捜索時間は原則として3分以内です。池に入ったことが明らかな場合は、ボールを長時間探し続ける必要はありません。
池ポチャで迷ったときの実用的な選び方
- 赤杭で、池の横に安全な場所がある:2クラブレングス以内の横方向の救済を検討する
- 後方に広い場所がある:境界を横切った地点とホールを結ぶ線の後方にドロップする
- 元の場所から打ち直す方が打ちやすい:ストロークと距離の救済を選ぶ
- 黄色杭で横に出したい:通常のルールでは横方向の救済は選べないため、後方の救済か打ち直しを選ぶ
どの方法を選んでも、打ちやすさ、安全性、次のショットの距離を比較して決めます。ただし、選択した救済方法に合わない位置へ自己判断でドロップしないことが大切です。
池ポチャの基本は「池に入ったことを確認し、杭の色を見て、1打罰を加え、正しい救済エリアにドロップする」ことです。赤杭なら横方向の救済も選べますが、黄色杭では選べる方法が限られるため、まず杭や線の色を確認してください。







