ゴルフのOBは打ち直しできます。ただし、OBの1打罰が加わるため、前の場所から打ち直す場合は「1打目をやり直す」のではなく、次の打球が3打目になります。なお、競技やゴルフ場のローカルルールで、通常とは異なる救済方法が認められている場合があります。
OBになったときの基本処置
OBの基本は、1打罰を加えて、直前に打った場所から打ち直すことです。これは「ストロークと距離に基づく処置」と呼ばれます。
- ティーショットがOB:1打罰を加え、3打目をティーイングエリアから打つ
- 2打目がOB:1打罰を加え、元の場所から4打目を打つ
- アプローチなどがOB:1打罰を加え、直前に打った場所から次の打球を打つ
たとえば、1打目がOBになった場合、OBとなった1打目にペナルティーの1打を加えます。そのため、打ち直しは3打目です。OBの打球をなかったことにして、もう一度1打目として打つことはできません。
ティーショットがOBになった場合の打ち直し方
ティーショットがOBの場合は、1打罰を加えたうえで、ティーイングエリア内から打ち直します。ティーイングエリア内であれば、最初に打った場所と同じ位置でなくても構いません。
- 最初のティーショットがOBになったことを確認する
- OBの1打罰を加える
- ティーイングエリア内にボールを置く、またはティーアップする
- 3打目として打つ
たとえば、1打目がOB、打ち直しがフェアウェイに飛んだ場合は、次のショットが4打目です。
| 状況 | 次に打つ打球 |
|---|---|
| 1打目がOB | 3打目をティーイングエリアから打つ |
| 打ち直したボールがフェアウェイに止まった | 4打目を打つ |
OBかもしれないときは暫定球を打てる
ボールがOBかもしれない場合は、時間短縮のために暫定球を打てます。暫定球とは、最初のボールがOBや紛失になった場合に備えて、仮にプレーするボールです。
暫定球を打つときは、打つ前に「暫定球を打ちます」と明確に伝えます。「もう一球打ちます」など、暫定球かどうか分からない言い方では、最初のボールを打ち直すボールとして扱われることがあります。
- 最初のボールがOBかもしれないと判断する
- 打つ前に「暫定球」と宣言する
- 最初のボールを探しに行く
- 最初のボールがセーフなら、最初のボールを続けてプレーする
- 最初のボールがOB、または規定の時間内に見つからない場合は、暫定球を1打罰付きでプレーする
たとえば、1打目がOBかもしれないために暫定球を打った場合、最初のボールがOBなら、暫定球は3打目として扱われます。暫定球がセーフに止まっていても、最初のボールがコース内で見つかれば、原則として最初のボールをプレーします。
暫定球を打つ前に確認すること
暫定球は、最初のボールを探しに行った後ではなく、原則として最初のボールを打った場所の近くから次のストロークをする前に宣言します。宣言せずに打ったボールは、暫定球ではなく、打ち直しのボールとして扱われる可能性があります。
OBのボールを探して見つけた場合
ボールがOB区域にあると確認できた場合、ボールを拾ってコース内に戻すことはできません。OBの1打罰を加え、直前の場所から打ち直します。
一方、OBかもしれないと思っていたボールがコース内で見つかった場合は、OBではありません。そのボールがプレーできる状態であれば、原則としてそのボールを続けてプレーします。
OBかどうかは、ボールの一部がコース側にあるかどうかではなく、ボール全体が境界の外にあるかで判断します。境界を示す白杭や白線などの扱いは、コースの表示やローカルルールも確認してください。
前の場所から打てないときの処置
直前に打った場所から打つのが難しい場合でも、OBの基本処置は前の場所からの打ち直しです。元の場所が分からない場合は、同伴者や競技委員に確認し、直前のストロークを行った場所にできるだけ近い地点を特定します。
ティーショット以外では、直前のストロークを行った場所にボールをドロップしてプレーする形になります。ボールを手で好きな場所に置くことはできません。
ローカルルールで前進してプレーできる場合
ゴルフ場や競技では、ローカルルールによって、OBや紛失球のときに前の場所へ戻らず、一定の範囲内から2打罰でプレーを続けられる場合があります。これは、すべてのコースや競技で自動的に認められる処置ではありません。
このローカルルールが採用されている場合でも、救済できる場所や範囲、ボールを置く位置などの条件があります。スタート前にスコアカード、掲示板、競技規則などで確認してください。
ローカルルールの記載がない場合は、通常どおり1打罰で前の場所から打ち直すと考えるのが基本です。
OBとペナルティーエリアは処置が違う
OBと、赤杭・赤線などで示されるペナルティーエリアは別の扱いです。ペナルティーエリアでは、1打罰を加えて前の場所から打ち直す方法のほか、条件に応じてペナルティーエリアの外側からドロップして続けられる場合があります。
そのため、白杭などで示されたOBを、赤杭のペナルティーエリアと同じように考えて横に出してはいけません。まず、ボールがOBなのか、ペナルティーエリアに入ったのかを確認してください。
OBの打ち直しで迷いやすいポイント
- OBの打球は、なかったことにならない
- OBの1打罰を加えるため、ティーショットの打ち直しは3打目になる
- 暫定球を打つときは、打つ前に「暫定球」と宣言する
- ボールがコース内で見つかれば、暫定球ではなく最初のボールをプレーする
- ローカルルールがない限り、OBのボールを横に出してプレーすることはできない
ゴルフのOBは打ち直しできますが、通常は1打罰付きで直前の場所からプレーします。ティーショットがOBなら、打ち直しは3打目です。OBの可能性がある場合は、最初のボールを探す前に暫定球を宣言しておくと、戻って打ち直す時間を減らせます。







