初心者のゴルフスコアの目標は、まず18ホールを最後まで回り、120前後を目指すのが一つの目安です。ただし、初回から120を切る必要はありません。コース経験や使用ティー、プレー環境によってスコアは大きく変わるため、最初は「前回より少し減らす」と考えると無理なく上達できます。
初心者のゴルフスコアは120前後が一つの目標
一般的なゴルフコースは、18ホールの基準打数が72に設定されています。すべてのホールを基準打数で回ると72ですが、初心者が最初から72に近いスコアを出すのは簡単ではありません。
そのため、初心者は次のように段階的な目標を設定すると判断しやすくなります。
| 段階 | スコアの目安 | 目標の考え方 |
|---|---|---|
| 初めてのラウンド | 130〜150前後になることもある | スコアよりも、ルールと進行に慣れて18ホールを終える |
| 数回経験した段階 | 120前後 | 大きなミスやペナルティを減らす |
| 安定して回り始めた段階 | 110前後 | 各ホールで大たたきを減らし、100台前半を目指す |
| さらに上達した段階 | 100切り | 1ホールごとのミスを管理し、ボギーを中心に回る |
これは公式に定められた初心者の基準ではなく、目標を決めるための目安です。コースの難しさやプレーするティーが違えば、同じ技術でもスコアは変わります。
最初の目標は「スコア」より18ホールを安全に終えること
初ラウンドでは、スコア120を切ることよりも、プレーを止めずに18ホールを回り切ることを優先しましょう。ボールを何度も探したり、打ち直しを続けたりすると、自分だけでなく後続の組にも影響します。
初めてのラウンドでは、次の状態を目標にすると実践的です。
- 大きなケガなく18ホールを終える
- ボールを探す時間を短くする
- 無理なショットを避けて、次に打ちやすい場所へ運ぶ
- 各ホールの打数を記録する
- 同伴者や後続組の進行を妨げない
スコアが130や140になっても、プレーの流れを覚えられたなら大切な経験です。初回の数字だけで、ゴルフの向き不向きを判断する必要はありません。
120を目指すときは大たたきを減らす
120で18ホールを回ると、基準打数72に対して合計48打多い計算です。単純に平均すると、1ホールあたり約6.7打なので、すべてのホールでパーを取る必要はありません。
120を目標にする段階では、バーディーやパーを増やすよりも、10打以上になるホールを減らすほうがスコアに影響しやすくなります。
たとえば、次のような判断が大たたきの防止につながります。
- 林や深いラフに入ったら、無理にグリーン方向へ狙わず横へ出す
- 池やOBが見える場所では、危険を避けられる方向を選ぶ
- 遠い距離を一度で狙わず、次のショットが打ちやすい場所へ運ぶ
- アプローチではピンを直接狙いすぎず、まずグリーンに乗せる
- パターでは長い距離を一度で入れようとせず、次のパットを短くする
ゴルフでは、1回のミスを取り返そうとしてさらに難しいショットを選ぶと、ペナルティや追加のミスにつながることがあります。初心者のうちは「良いショットを増やす」だけでなく、「悪い結果を大きくしない」ことも重要です。
100切りは初心者の最初の目標にしてよい?
100切りは目標にして構いませんが、最初から達成を急ぐ必要はありません。100を切るには、18ホールを大きく崩さずに回る力が必要です。
基準打数72のコースで99打の場合、基準打数より27打多い計算です。すべてのホールでパーを取る必要はありませんが、1ホールで大きく崩れると、ほかのホールで取り戻すのが難しくなります。
100切りを目指す段階では、次の点を確認するとよいでしょう。
- OBや池などのペナルティが毎回のように出ていない
- 10打以上になるホールが少ない
- 短い距離のアプローチで大きく行き過ぎない
- 3パットを減らせている
- 自分のミスが出やすい状況を把握している
ドライバーの飛距離だけを伸ばしても、ペナルティやアプローチ、パターのミスが多いとスコアは安定しません。100切りでは、飛距離よりもミスの管理が重要です。
初心者はスコア以外の目標も決める
同じスコアでも、何が原因だったかによって次の練習内容は変わります。ラウンド後に合計スコアだけを見るのではなく、次の項目も記録しておきましょう。
| 記録する項目 | 分かること |
|---|---|
| OBや池などのペナルティ | 危険な場所での判断に課題があるか |
| 3パットの回数 | 長い距離のパターや距離感に課題があるか |
| バンカーから出すまでの打数 | 脱出を優先できているか |
| 10打以上のホール | どの場面で大きく崩れたか |
| ボールを失った数 | 無理な方向へ打っていないか |
たとえば、スコアが120から115に下がらなくても、ペナルティが減っていれば上達しています。反対に、ショットが良くなっていても、3パットが増えていれば、次はグリーン周りの練習が必要だと判断できます。
自分に合う目標スコアの決め方
初心者の目標は、現在のスコアから5〜10打減らす目標にすると、達成状況を確認しやすくなります。たとえば、前回が138打なら、次回は130〜133打を目標にします。
- 直近のラウンドの合計スコアを確認する
- OB、池、3パット、10打以上のホールを数える
- 最も打数が多かった原因を一つ選ぶ
- 次のラウンドでは、その原因を減らす具体的な目標を決める
- ラウンド後に、目標を達成できたかを記録する
目標は「良いショットをたくさん打つ」よりも、「OBを2回以内にする」「3パットを5回以内にする」のように、数えられる形にすると振り返りやすくなります。
スコアはコースやティーによって変わる
ゴルフのスコアは、技術だけでなくコースの距離、バンカーや池の配置、風、天候、使用するティーによって変わります。距離の長いコースや難しいコースでは、同じ実力でもスコアが高くなることがあります。
そのため、別のコースで出したスコアと単純に比較するより、同じコースや同じ条件で前回より改善したかを見るほうが、自分の成長を判断しやすくなります。
また、初心者がプレーする際は、利用するゴルフ場のルールや推奨されるティー、プレー時間の目安を事前に確認してください。スコアを優先して無理なティーや難しい打ち方を選ぶと、プレーが長引くことがあります。
初心者のゴルフスコアの目標は段階的に設定する
初心者は、まず18ホールを終えること、次に120前後、そこから110前後、100切りという順番で目標を設定すると無理がありません。初ラウンドで120を切れなくても、問題ではありません。
最初に行うことは、次のラウンドで「合計スコア」だけでなく、「ペナルティの回数」「3パットの回数」「10打以上のホール」を記録することです。数字の原因が分かれば、自分に合った次の目標を決めやすくなります。







